サムスン電子は昨年10-12月期(第4四半期)にアップルに譲ったスマートフォン販売世界一の座を今年1-3月期に奪還した。しかし、急成長する第5世代移動通信(5G)市場ではアップルどころか中国メーカーにも押され、シェア4位まで後退し、不安感が広がっている。5Gスマートフォン市場で昨年1-3月期に35%のシェアでトップに立ち、市場先取りに成功したと評されてからわずか1年で急速に後退した格好だ。
■2020年世界スマホ生産2位はアップル、サムスンは?
サムスン電子のスマートフォン事業部は対応に追われている。急成長する5Gスマートフォン市場で突破口を見いだせなければ、2011年以降10年間維持しているスマートフォン世界首位の座を奪われるのは時間の問題だからだ。5年ぶりに行われているスマートフォン事業部の経営診断でも5Gスマートフォン戦略が集中的に検討されていることが分かった。
■サムスン電子、5G市場で4位に後退
サムスン電子は今年1-3月の5Gスマートフォン生産台数が1700万台で、シェアは12.7%にとどまった。4040万台を生産し、シェア30.2%を占めたアップルの半分にも満たず、中国のOPPO(オッポ、2160万台)、VIVO(ビーボ、1940万台)にも届かなかった。さらに、中国の小米(シャオミ、1660万台)も迫ってきている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e51563d45a236dc3b243daca3153b183be64b1c
サムスン5Gスマホ、最大市場中国でシェア0.6%…世界4位に後退
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