- 嵐やBTSを押し退けてエレファントカシマシのボーカル宮本浩次が1970~80代の女性歌手の名曲をcoverしたアルバム『ROMANS』が1位になりました 
 宮本浩次は声はハスキーだけど、女性の原曲キーまで出せる上にソウルフルでパワフルボイスを持つモンスターシンガー
 今回は名曲coverでありながら完全に宮本浩次カラーに仕上がってる。アレンジも秀逸ですがサウンドも良い。年齢に関係なく新しい
 韓国人が聴いても理解できないだろうけど、日本が日本人に合う歌謡曲を現代までアップデートしながら、メーカーによる楽器の追及、競争によるバンドテクニックとアンサンブルの向上をライブハウスとスタジオでさせてきたことが解るアルバムです
 もちろんアメリカ人が聴いても解らないでしょう。なぜなら英語の歌詞に合うメロディと日本語の歌詞に合うメロディが違うから。そもそも曲の構成も違う
 アメリカ人が解るとしたら宮本浩次のテクニックとパッションとソウル、それにバンドスキルにアレンジの独自性ですね
 正直言えば、韓国人やアメリカ人に解ってもらう必要は無く、アーティストとリスナーが繋がれば良いだけなんですよ。そもそもアメリカ人の感性と日本人の感性は違うから音楽シーンが違うのが当然です。俳句をアメリカ人が解らないようにです。アメリカに認められたいとも思わないのがPOP音楽です
 POP音楽と言うのは、そもそも世界各国で日常に入り込むものですから各国とも独自でありガラパゴスです。イタリアにイタリアのPOP音楽があり、フランスにはフランスのPOP音楽があり、自国で根付いてるだけ。韓国のK-popのように国策として世界戦術をするほうが極めて珍しいケースです
 実際韓国でも国内は演歌、輸出用にK-popなのでしょうが、輸出用のPOP音楽はPOP音楽の持つ意味とは違うような気がします
 日本では54歳のロックン・ローラーが1位になる。それが日本のPOPシーンということです
嵐もBTSでもなくORICON1位になったのは宮本浩次(54歳)
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