輸出規制をめぐって韓日葛藤が深まっていた昨年7月、チョ・グク当時青瓦台(チョンワデ、大統領府)民情首席はFacebook(フェイスブック)にYouTube(ユーチューブ)の『竹槍歌』のリンクを掲載した。竹槍歌は抗日意志を歌った民衆歌謡だ。翌月には高ミン廷(コ・ミンジョン)当時報道官が「日本の責任ある政治家たちは、現在この歴史の前でどれくらい正直なのかもう一度聞きたい」として日本に厳しく詰め寄った。当時青瓦台の核心関係者は「(日本に)手を差し伸べようと言うのは無意味のような気がする」とも話した。
だが最近、青瓦台は日本に手を差し伸べている。青瓦台の姜ミン碩(カン・ミンソク)報道官は23日、姜昌一(カン・チャンイル)元国会議員の駐日大使内政事実を伝えながら「冷え込んだ韓日関係のこじれを解きほぐし、未来志向的両国関係に進む契機を用意するものと期待する」と話した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日の東南アジア諸国連合(ASEAN)+3(韓日中)のテレビ首脳会議で、菅首相を名指しして特に「うれしい」と話し、親近感を表現した。昨年と今年、日本に対する青瓦台の温度差は大きい。なぜだろうか。
(1)バイデン時代
(2)北朝鮮問題のテコ
(3)安倍氏ではない菅氏
李元徳教授は「菅首相には来年開催予定の東京オリンピック(五輪)の成功が最も重要で、成功のためには韓国や北朝鮮との関係回復も不可欠ではなかろうか」とし「菅首相が安倍前首相と差別化できるもののうちの一つには韓半島問題があるが、そのような利害関係のために韓日間で和解ジェスチャーが行き来している」と診断した。
https://japanese.joins.com/JArticle/272645
菅氏は安倍氏とは違う? 日本に手を差し伸べる韓国大統領府
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