「コロナはただの風邪? 騙された…、コロナで妻が死んだ…」
新型コロナウイルスによる感染症COVID-19が世界中に拡大する一方で、この感染症にまつわるデマ情報も広がっている。アメリカ・フロリダ州のタクシー運転手の男性も、新型ウイルスはでっち上げだとする虚偽の主張を信じていた。COVID-19を発症し、妻を亡くすまでは。
●命取りの陰謀論
●「これは現実だ」
●有害な偽情報
ブライアンさんとエリンさんは、COVID-19について確信を持てていなかった。その代わりに、新型ウイルスはでっち上げだとか、5Gと関係があるといった考えや、本当に存在するけど軽い病気だといった考えを行ったり来たりしていたという。2人はこういった見解をフェイスブック上で偶然見つけていた。
「政府が国民の注意をそらすために利用しているのではないかと考えていた」と、ブライアン氏は説明してくれた。「あるいは、5Gと関係があると思っていた」。
しかし5月に2人そろって病気になった後、ブライアンさんは新型ウイルスに関するオンライン上の情報に惑わされていたとフェイスブックで説明した。
「たくさんの人がいまだに新型コロナウイルスは嘘の危機だと考えている。私もかつてそう思っていた」と切り出し、「外出しなければならないなら、知恵を活用してください。私のように愚かなことはしないでください。そうすれば、私と妻に起きたのと同じことがあなたに降りかかることはないでしょう」と訴えた。
https://www.bbc.com/japanese/53900496
「コロナはただの風邪!」信じた結果…?
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